学会活動

シンポジウム

2023年度水産海洋シンポジウム

テ ー マ:2010年代以降の地球温暖化や極端現象が海洋・水産資源に与えた影響

日  時:2023年3月19日(日)9:30~16:10

開催場所:東京海洋大学品川キャンパス白鷹館講義室、オンライン併用

共  催:日本海洋学会

開催趣旨:
21世紀最初の10年はDecade of climate extremesと呼ばれ,極めてまれに起こる様々な現象(以下,極端現象)が世界中で観測された. また,2000年代~2010年代前半には,全球平均表面気温の上昇が緩やかになる状態,いわゆるHiatusが継続していたが,2010年代中盤以降には, 地球温暖化が再び加速に転じており,日本周辺海域でも海洋熱波が頻発している.一方,2000年代~2010年代中盤の日本周辺海面水温には, 地域的・季節的な寒冷化が観測され,多魚種に生じた系統的な水産資源変動との関連が示唆されている.要するに,2010年代以降, 過去には想定されなかった事象が日本周辺海域で多数発生している. そこで,本シンポジウムでは,2010年代以降の地球温暖化および海洋熱波や寒冷化等の極端現象に焦点を当て, 日本周辺の海洋・水産資源への影響について,最新の研究成果を紹介し,現在~近未来の状況ならびに対策や課題を議論する.

プログラムなど詳細