水産海洋地域研究集会
第22回熊野灘の漁業を考える
自然災害に備える
−漁業・養殖業における防災・減災対策と漁業経営におけるリスク管理−
共 催: 水産海洋学会,熊野灘漁業を考える会(「考える会」),三重県水産研究所
日 時: 2013年2月16日(土) 13:00〜17:00
場 所: 尾鷲市中央公民館 3階講堂(尾鷲市中村町 TEL0597-22-0001)
コンビ−ナ−: 伊藤宜毅(考える会),小田巻 実(三重大生資),藤田弘一(三重農水), 山川 卓(東大院農),栗藤和治(考える会)


 
総合司会:広岡慎介(三重農水)
挨  拶:桜井泰憲(水産海洋学会長),伊藤宜毅(考える会代表)
13:00〜13:10
趣旨説明:栗藤和治(考える会)
13:10〜13:20
【基調講演】
海岸防災対策と熊野灘−巨大地震津波−
小田巻 実(三重大生資)
13:20〜14:00
【話題提供】
座長:遠藤晃平(三重農水),石井潤(三重尾鷲農水)
1. 水産施設における減災対策
高木儀昌(水工研)
14:00〜14:40
−休  憩−
2. 熊野灘における東日本大震災による津波被害
奥村宏征(三重水研)
15:00〜15:30
3. 水産養殖施設の減災ガイドライン作成までの取り組み
堀江正征(三重農水)
15:30〜16:00
【総合討論】
座長:山川 卓(東大院農),土橋靖史(三重水研)
自然災害に備える−漁業・養殖業における防災・減災対策と漁業経営におけるリスク管理−

依頼討論:東日本大震災における災害復旧 藤田弘一(三重農水)
 
16:00〜17:00
まとめと閉会:栗藤和治(考える会)
開催趣旨:
 熊野灘における漁業は台風や津波など様々な自然災害を受けながらもそれを乗り越えて営まれてきた。平成21年10月の台風18号,平成22年2月のチリ地震津波,平成23年3月の東北地方太平洋沖地震津波,平成23年9月の台風12号・15号など,熊野灘沿岸は大きな自然災害を連続して受けることとなった。なかでも,定置網や魚類等の養殖業においては,今までに経験したことがない大きな被害を受けたものもあった。今回のシンポジウムでは,これらの経験に基づき,近年連続して起きた大規模な自然災害を踏まえて,熊野灘沿岸で今後も漁業・養殖業を営んでいくうえで避けて通れない自然災害に対する様々な対策について紹介しながら,漁業経営におけるリスク管理とは何かについて,行政・研究そして漁業者が議論を行う場としたい。