水産海洋学会活性化委員会ナイトセッション2019 プログラム

「若手研究者が考える現場○○○○研究」

日 時:
2019年11月8日(金) 17:15-19:30
場 所:
東北大学農学部・青葉山コモンズ 第6講義室

○趣旨説明

○若手研究者からの話題提供
座長:1〜3後藤友明(岩手大)、4〜5井桁庸介(日水研)、6〜8甲本亮太(秋田水振セ)

  1. 若手研究者が考える現場に教わった研究
    〜 せめて漁師とともにありたい 〜
     藤原 邦浩(水産研究・教育機構 日本海区水産研究所)
     20年前、大学で与えられたテーマはソコダラ類の生活史研究であった。宮城県石巻を基地とする底びき網漁船より魚類標本や日誌を提供頂き、年齢と成長、分布の季節変化を調べた。当時、底びき網漁業の現場を垣間見て、学生ながらに考えていた研究者像を紹介する。
  2. 「今、学生がイメージする現場と研究」
    パネラー 東北大学、岩手大学の学生の皆さん
    東北大学:伊藤浩吉(博士課程)、佐藤隆太(4年生)
    岩手大学:阿部孝祐(4年生)、谷瀬香保(4年生)
    インタビュアー 後藤友明(岩手大学)
     現役学生に、現在行っている調査・研究活動の様子や漁業現場のイメージについてインタビューし、水産海洋研究の将来像について議論を深めます。
  3. 若手研究者が考える現場に根ざした研究
    〜 「腹割れ」現象の疑問解消の取り組みを例に 〜
    吉川 茜(水産研究・教育機構 日本海区水産研究所)
     資源の適切な利用のためには資源評価・管理にとどまらない包括的な視点が必要であり、現場が抱える諸課題について知ることもその一つである。本発表では演者が就職後まもなく行った小研究を例に、「現場に根ざした研究」を行う上で感じた困難や課題について紹介する。
  4. 若手研究者が考える現場の感覚と実際のデータを繋ぐ研究
    〜 東京湾を調べて3年目の私が思うこと 〜
    草野 朱音(神奈川県水産技術センター)
     現在、私は東京湾の環境に関する調査研究を行っています。調査結果を漁業者さんに報告してみると、現場の感覚と私の手元にあるデータにはどうもギャップがあるようです。今回は、そんなギャップを埋めるような・現場とデータを繋ぐような研究のあり方について皆さまからご助言いただきたく思います。
  5. 若手研究者が考える現場 漁況予報研究
    〜 漁況予報の活用を見据えた研究と情報発信 〜
    小塚 晃(富山県農林水産総合技術センター水産研究所)
     水産研究機関の漁況予報には漁業者だけでなく、社会から多様な要望が寄せられている。要望のある業界や使用目的により求められる漁況予報の時空間スケールが異なっており、利用者目線で研究や情報提供の方法のあり方を見直すための現場の声を紹介する。
  6. 若手研究者が考える現場と協力した資源管理に関する研究
    〜 操業日誌を活用したズワイガニ稚ガニ保護 〜
    元林 裕仁(福井県水産試験場)
     福井県では「越前がに」と称されるズワイガニは、漁獲加入まで長い年月を要し、資源を持続的に利用するためには若齢個体の資源保護が必要である。本発表では、漁業者と協力したズワイガニ若齢個体の資源保護に向けた取り組みについて紹介する。
  7. 若手研究者が考える現場への資源解析実装研究
    〜 秋田県のハタハタ漁業管理の現状と方向性 〜
    福田 姫子(秋田県水産振興センター)
     資源解析技術を習得しながら漁業管理の現場実装に取組む中で直面する課題を紹介し、漁業関係者と研究者がともに働きやすい管理の方向性について意見交換したいと考えています。
  8. 若手研究者が考える現場への貢献を目的とする研究
    〜 地方水試の研究・普及に求められること 〜
    高村 正造(神奈川県水産技術センター 相模湾試験場)
     現場の漁業者が日々の操業を行いながら感じる現状の問題点や今後の懸念を把握し、問題解決の為に努めることが地方水試の取り組むべき課題である。地方水試で自身が取り組んだ研究と普及での事例を簡潔に紹介し、他機関と県の研究員・普及員との協力と互いのメリットについて話題提供します。

○総合討論